Last Updated on 2024-03-25
|あなたのデスクからアメリカ検索 京都から日帰りで行ける場所の距離感を見てみる
前回、アメリカからの検索をリサーチをするためGoogle USAにアクセスしました。
Google USAの検索 https://www.google.com/?gl=us&hl=en&gws_rd=cr&pws=0
日本でそのままのブラウザと検索結果が大幅に違うか?と言えば、検索内容によってはさほど変わらない場合もあります。ただ、時々、日本、アメリカのどちらかだけに上位に出現するサイトがあったりしますので手軽にできるならUSA検索をしておけばいいと思います。
また、アメリカとヨーロッパ(これは前回触れたように手動で偽装します)では結構、検索結果が異なることも多いように感じます。
さて、早速リサーチしましょう。例として「day trip from Kyoto」と検索してみました。
検索結果上位5つにヒットしたページは下の通りです。
| 上位にヒットしたページ | サイト | 運営者 | |
| 1 | 14 of the Most Stunning Day Trips From Kyoto | Hoponworld | 海外の個人系メディア |
| 2 | The 9 best day trips from Kyoto | Lonely Planet | 有名な旅行メディア |
| 3 | 14 Best Day Trips from Kyoto | Never Ending Voyage | 海外の個人系メディア |
| 4 | 10 Best Day Trips from Kyoto | Japan Wonder Travel Blog | 海外の個人系メディア |
| 5 | Kyoto day trips | Inside Kyoto | 日本在住個人系メディア |
特徴的なのは、多くの「個人系のブログ」が上位にヒットしてくるということです。日本で観光の行き先を探すような検索をしても、まず大手サイトが上位を占めますから個人ブログはなかなか上位には上がりません。
個人の旅行ブロガーと言っても、こうして上位に上がるサイトは、それをアフィリエイトビジネス等のビジネスサイトとして運営されているものが大半です。従って、サイトの内容は非常に詳しく充実したものが多いです。(上位にヒットするサイトですから特にそうしたサイトばかりです)
例えば5位にヒットした「Inside Kyoto」は、京都関連の英語検索ではしばしば上位にヒットする老舗サイトであり、運営者のChris Rowthorn氏は、ロンリープラネットの仕事で長年京都に住み、日本の情報サイトよりも恐らく詳しい京都の情報が掲載されGoogleに高く評価されています。(私も一度お会いしたことがあります)
このように、日本では多言語サイトも用意してインバウンド各国に盛んに誘致活動を行っているわけですが、海外での様々な検索結果においてはまだまだ影響力を及ぼしているのはこうした海外のサイト、しかも、大手企業ではない個人レベルで経営される度ブログなどが上位を占めていることも知っておくべきでしょう。
| 上位の検索結果で紹介されている「京都からの日帰り旅」はどこ?
さて、上位サイトは京都からの日帰り旅行でどこを推薦しているでしょうか?それぞれ、旅ブロガーなどメディアのプロですから、情報は精査して掲載されていると思います。
その中から、京都から比較的遠い場所の所要時間をピックアップしてみましょう。
| 京都から日帰り旅行で紹介された比較的遠い場所(抜粋) | 京都からおよその所要時間 |
| 広島 | 2時間 |
| 城崎温泉 | 2時間半 |
| 倉敷 | 1時間半 |
| 名古屋 | 35分 |
| 岡山 | 1時間 |
| 姫路城 | 1時間 |
| 高野山 | 2時間40分(直通バス) |
| 高山(できれば1泊を推奨とあるが) | 4時間 |
| 明日香村 | 1時間35分 |
どうでしょう、感覚としては2時間半程度までは日帰り圏と考えていることが解ります。もちろん、訪日外国人が利用する「ジャパン・レール・パス」を利用して新幹線に乗ることが前提です。
高山はさすがに日帰りは無理だと我々は思うのですが、記事には、「やはり遠いので、できれば高山で宿泊することを推奨します」と書いてます。それでも、候補に出して記載するわけですから「弾丸で行きたい人は行け!」ということなのでしょうか・・・
何せ、広大なアメリカの感覚では近郊の観光も2,3時間かけて移動するのは慣れているのかもしれませんね。
さて、訪日外国人が滞在する主要観光地から2時間程度の移動が日帰り旅行の射程距離と解りました。これは実際に、私が仕事で取り組む京都の郊外においても欧米豪の個人客が2時間以上かけてやってきていますから納得します。
皆さんの地域にあてはめて検索してみて下さい。北海道なんか広いですから面白いかなと「day trip from Sapporo」
と検索してみると、やはり結構遠い場所がラインナップされているようですよ。あなたの町はあるでしょうか?
このように主要滞在先や宿泊先の地域から1時間や2時間であれば、十分にインバウンド誘致を画策できることが解ります。しかし、そうした郊外の観光地のレビュー(トリップアドバイザー等)のレビューを読むと解りますが、訪日客は「その移動時間をかけていって価値があるかどうか?」を厳しく評価しています。
価値があれば行きますから、「価値をつくる」ことが必要です。もちろん、その地域にもともとある価値が知られずに埋もれていることも沢山あります。また、磨かれていないこともよくあります。磨くとは? 「観光プロダクト」として磨くということが目標です。 観光コンテンツをプロダクトに変えること。これがとても大切ですが追々、それについては書いていきましょう。
そして、そうした作業をいくらやっても「知らない場所には行けない、知らないものは買えない」この当たり前のことが地域の観光事業や事業者のビジネス商品には抜けていることがまだまだ少なくありません。
それについても今後に記していきましょう。
今日はここまでです。

