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47都道府県の観光検索 共通する関連キーワードとは?

Last Updated on 2025-04-10

前回はGoogleサジェストで得られるキーワードをWebコンテンツづくりだけではなく、現場の商品・サービスづくりのヒントとして生かすことをお伝えしました。

前回記事:  「Googleサジェストで知るユーザーニーズ 商品・サービスづくりに活用」

今回は、ユーザーが旅行・レジャーを計画する際に検索する代表とも言える「○○県 観光」に続く関連キーワードを47都道府県の全てで調べてみました。

その共通する関連キーワードとは?

Googleサジェスト 観光検索のシミュレーション方法

旅行・レジャーユーザーが行き先を探す際に代表的な検索とも言える「都道府県名 観光」で実施しました。各地において検索ボリュームが多いキーワードです。(Googleキーワードプランナーでのチェック)

ブラウザはシークレットブラウザを使用。念のため、ブラウザの位置情報は東京からの検索に偽装しました。

実施は3月で、Googleサジェストは一定期間で結果が変化します。そのため、季節が影響する下記の関連キーワードは「除外」しました。

・月(○○県 観光 3月 など)
・季節(○○県 観光 春 など)
・季節性のイベント(春休み、桜まつり)  

検索窓によるGoogleサジェストで出現する関連キーワードは1クエリで最大10キーワードです。

47都道府県の観光検索で共通する関連キーワード トップ15の結果は?

「○○県 観光」を47都道府県で行い、Googleサジェストで15個現れる関連キーワードをエクセル表に落とし込みました。

大変そうですが、都道府県による変化も楽しみながらやっているとそんなに大した作業ではありませんでした。

この程度なら、例えば「○○県 ドライブ」などもやってみるともっと発見があるかもしれません。

さて、本題に戻り、このエクセル表から各都道府県の観光検索に続く「関連キーワード」で共通したキーワードを多い順に15位までランキングしたのが以下の表です。

右の数字は、出現した都道府県の数です。

1位 ランキング 47
2位 子供 44
3位 穴場 38
4位 おすすめ 37
5位 モデルコース 35
6位 地図 22
7位 グルメ 19
8位 車なし 14
9位 マップ 11
10位 自然 7
11位 温泉 4
12位 日帰り 4
13位 1泊2日 3
14位 穴場ランキング 2
15位 2泊3日 1

1位は「ランキング」で全ての都道府県に共通した検索需要です。人気の観光スポットは誰もが気になります。

この検索結果は「○○県の観光スポットランキング30選!」といったいわゆる旅行情報メディアが上位にひしめき合います。

これらのサイトは上位にある関連キーワードを研究し尽くしていますから、さすがにこのキーワードで民間の事業者がブログなどで対抗するには難しいかもしれません。(一概には言えませんが)

しかし、その権威や信頼性(Googleの評価に加味されると言われる)から上位に出現しやすい観光行政サイトは十分に上位表示する可能性があります。

ランキングという検索需要に対して応えるように観光スポットを「ランキング形式」で記事構成することも検討すればよいでしょう。既にそうした記事構成をして上位表示をしている観光行政サイトは存在します。

2位は意外と「子供」でした。夏休みなどで増える季節ワードですが、季節を問わず家族での旅行・レジャーはやはり子供優先なのでしょう。

あなたの施設が子供連れでも楽しめるなら、それを探す親に向けた特集ページの制作はGoogleの評価もユーザーの評価も上げるかもしれません。

3位は「穴場」。これもサジェストではよく目にします。Web上の観光情報は長期間に亘り偏り気味になることもありオーバーツーリズムの要因の一つと私は考えます。

どこにでも人知れない穴場はあるものです。静かな場所や景観がよい場所、あまり人に知られていないレストランや体験など。今や旅行者は有名なところばかりではなく積極的に穴場を探す時代です。

4位の「おすすめ」はかなり広い範囲を指す言葉ですから1位のランキング同様に攻略は難しいかもしれません。

5位の「モデルコース」はページの構成と制作の手間がかかるため意外とその検索クエリに応えるサイトが少ないところもあるかもしれません。

北海道など広域の地域はそうした記事が多いものの、モデルコースを紹介する記事が少ない地域では実際に民間のホテルでもしっかりとモデルコースを描き上位を獲得しているケースがあります。

その他「地図」と「マップ」は言わば同じで、これを足すと33の地域で需要が高いことが解ります。これは、地図を探しているため、ダウンロード用の地図などの制作も必要でややハードルが高くなります。

そもそもGoogleマップがあるのに何故地図を求めるのでしょうか?それは、周遊とは半日や1日のコースを俯瞰し確認しながら、場合によっては変更をしながら計画的に進めたいからです。

観光マップについては観光行動と非常に密接で様々な注意点がありますので、また別の記事でお話ししたいと思います。

このように、あなたの都道府県の観光検索の関連キーワードで検索した結果に出現する上位サイトが旅行・レジャーを計画するユーザーに実際に多くの影響を与えています。

上位に出現する記事、サイトにあなたの施設や体験は露出しているでしょうか?また、あなたのサイトのコンテンツに加えて上位表示が狙えそうな関連キーワードはないでしょうか?

そして、何よりも、あなたのリアルの商品・サービスは旅行者のニーズにマッチしているでしょうか?

その他、有名観光スポットなどが指名検索されている都道府県

有名な観光地やスポットはサジェストでも固有名詞が出現しています。それらは更に、検索シミュレーションをしてそれに続く関連キーワードを探すのもいいでしょう。以下のような指名検索があがっていまいた。

岩手県 不思議な場所
宮城県 松島
山形県 銀山温泉
群馬県 こんにゃくパーク
埼玉県 川越 / ムーミン
神奈川県 自然
山梨県 忍野八海
石川県 金沢以外
福井県 恐竜
岐阜県 白川郷 / モネの池
静岡県 犬連れ
三重県 食べ歩き / 新しい
滋賀県 琵琶湖 / 特徴
和歌山県 熊野古道
鳥取県 コナン
島根県 石見銀山
岡山県  若者向け / 高評価
広島県 尾道 / 宮島
山口県 ランキング世界 / 橋
徳島県 かずら橋
香川県 うどん / 小豆島
愛媛県 犬連れ
高知県 市場
福岡県 糸島 / 歴史
長崎県 ハウステンボス / 写真
宮崎県 高千穂峡 / モアイ像
沖縄県 島 / 南部 

それぞれの地域で有名なところが出ていますが、名前などおぼえておらずそれを探し出す検索なども見受けられます。「山口県のランキング 世界」は昨年、ニューヨークタイムズの記事に「世界で行くべき場所・・・」で選ばれたことを探しています。

我ら滋賀県は「特徴」って・・・特徴がないとか言われるので特徴を探している人が多い?のでしょう。こんなに特徴がある県なのに情報が行き届いていないことを痛感します。

他にも松島や白川郷、宮島、小豆島、熊野古道、高千穂峡など、知られたスポットも出現しています。そうした有名スポットに続く関連キーワードを更に調べると何かヒントがあるかもしれません。

例えば「高千穂峡」とだけ検索枠に打ち込むと「ボート」「ツアー」「写真」「読み方」「駐車場」「ライブカメラ」とそのクエリの意図を解決するようなブログ記事などは書きやすいように感じます。

いかがでしょうか、あなたのビジネスに関連付けられそうなキーワードがあったでしょうか? リアルの商品・サービス自体に関係がなくても「地域紹介」の雑記的なブログ記事にすれば結構アクセスをしてくれる順位に出現可能かもしれません。(クライアントホテルではキーワード次第で、かなりアクセス獲得の実績があります!)

検索結果にあまりメジャーサイトがひしめき合わないのに、需要がある関連キーワードは意外とあるものです。Googleサジェストで更に研究してみてはいかがでしょうか。

慣れてくれば「ラッコキーワード」などの一括取得ツールなども便利ですが、先ずは自分の手でお宝キーワードを探す楽しさを感じてみて下さい。

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