Last Updated on 2024-12-28
都市部のグレードが高いホテルの話しです。
セミスイートばりの広さのコーナーツイン、しかも高層階の大型ガラスの絶景。
憧れの摩天楼・・・ドラマに出て来るような部屋でちょっとエグゼクティブ気取りです。
もちろん、クライアントのご厚意でご用意いただいた部屋です。
夕食までの時間があり、飲み物を方手に絶景を楽しもうと・・・
それが何と、ガラスの前に置かれた洒落た大きなソファーの向きは部屋向きでした。
都市部の中心にあり、日が落ちると夜景もこれまた凄い部屋ですからこれはもったいないと。
確かに2人で泊まればテレビを見たり、ソファーとベッドで会話もするでしょう。
何とも悩ましい問題で、それも承知でスッキリしないままのこのレイアウトなのでしょう。
しかし、それも「いい部屋には重厚なソファーが必ずあるものだ」という概念を
取り払って、より顧客の滞在時の体験を高めることを優先すれば顧客の楽しむ様子が想像できます。
大きく長いソファーの代わりに、簡単に向きを変えられる椅子と、軽食とグラスが置けるテーブル
(ちょっと洒落たものなど今時いろいろありそうです)があれば、顧客は一気に部屋を楽しむ
自由度が高まります。
スペースがあるならテレビに向けた小さなソファーぐらい置けるかもしれません。
贅沢を言えば、椅子は少しリクライニングできたり、回転式だったりすると
(検索しても今時、いろいろありそうです)顧客は更にホテルのホスピタリティを
感じることでしょう。
「眺望もテレビも楽しめる便利な椅子をご用意しました。ご滞在を存分にお楽しみ下さい」
一輪挿しと同じく、人が接客しない無言のオファーは顧客の気持ちに響くものです。
夜景を見ながら1人思いに耽り・・・ 或いは2人で静かに語らい・・・
世界のホテルがターゲットにするデジタルネイティブのミレニアル、Z世代なら、
ビールが注がれたグラスをなめて絶景を撮影し、その場でシェアすることでしょう。
「絶景をつまみに地ビールなう」
まあ、こんなオヤジな表現はまさかしないでしょうけど・・・笑

