Last Updated on 2025-12-31
インバウンド対策として実施する英語翻訳。あなたの会社やビジネスのサイトは効果を発揮しているでしょうか?
海外での「旅マエ」から始まっている訪日客との自社や地域の接点づくり。その検索行動に影響を与える検索結果はもちろん旅マエと日本に到着後の旅ナカでは異なります。
検証3回目の今回は、特に欧米豪客は京都とセットで訪問することが多い「奈良」で検証してみました。
※本記事は、主に欧米豪をターゲットとしています。
■第2回目記事 旅マエ、旅ナカ検索シミュレーション 第2回目 金沢編
今回もパソコンの位置情報をアメリカ検索ではサンフランシスコに、日本検索では京都に位置変更しました。奈良を訪問する訪日客は京都に宿泊する人も多く、京都から検索する人も多いでしょう。
Googleクロームのデベロッパーツールで位置情報を変える際、京都はデフォルトに設定されていません。そのため京都の緯度経度をGoogleマップ上で取得して手動でその数値を貼り付けます。これは大阪でもどこでも可能です。
(京都駅付近は 緯度 34.98591054379212 経度 135.7574395485208)
ブラウザのデベロッパーツールの設定は下記を参考にして下さい。
ではThings to do検索から。 エアーやホテルと違い、Things to doは直前に調べるケースも多く京都滞在中に調べる人も多いでしょう。
奈良公園の鹿も訪日客に大変人気の奈良は京都駅から近鉄特急で35分と京都からも大変便利です。
急行でも45分とあまり差がなく、近頃は急行に乗る訪日客も多く見かけます。早速、奈良の見どころ検索の結果をみてみましょう。 今回も検索結果順位と出現したページ、そのビジネスの種類を表の下の数字で分けました。
「Things to do in Nara」
(スマホは横スクロールできます)
1 広告・旅行メディア
2 口コミサイト
3 Q&Aサイト
4 OTA・旅行会社・Lオペレーター
5 日本政府観光局
6 個人ブロガー・その他職業
7 都道府県観光局
8 民間企業 DMC
9 市町村 観光協会
10 その他
片方だけに出現したページをハイライトしています。
アメリカ、日本共に検索結果トップを飾ったのは日本のメディアJapan Guideでした。それにしてもインバウンド検索では日本の各地の検索で上位にある強さはさすがです。
その他上位には、お馴染みのTripAdvisorやRedditがあり、Redditはアメリカ検索では2位であり最近の強さを感じます。
Redditでヒットしたページの質問は、京都では多くの寺社を観た旅行者が奈良ではお寺以外に観るべきところがあるか?について知りたいものでした。(アメリカ、日本の双方では違うページがヒットしています)
そのアンサーでは奈良公園の鹿について返答しているものが多く、鹿は訪日客の大きな楽しみになっているのだと感じます。
もちろん鹿だけではなく、「東大寺の大仏は観るべき特別なものである」という意見も数多く、奈良のアイコンは鹿と東大寺大仏などの文化財であるのは日本人と変わりません。
また、訪日客でブレイクしたのが高速の餅つきパフォーマンスです。それで有名になった「中谷堂の餅つき」について書く人も何人かありました。餅つき実演の前は訪日客の人だかりです。
やはり動きがある尖ったコンテンツはすぐさま動画がSNSで拡散されるため、観光誘致に影響する要素となります。「撮影禁止」という文化財も多いわけですが、その面においてはもったいないかもしれません。
またインバウンドでのブレイクが日本人にも注目され、後付けで日本人が訪れる事例でもあるでしょう。各所でそのようなスポットがあり、私はインバウンドで期待できる効果の1つと考えています。
3位、4位と上位に出現した「Navigatio」はヨーロッパの個人ブログからスタートしたと考えられる日本に特化した旅行情報メディアです。
現在は数名で運営され、Facebookの日本の旅行に関するプランニンググループも主宰しているようです。コンテンツも多く、個人レベルを超えたメディアと言えるでしょう。
都道府県の行政サイトでは奈良県ビジターズビューローが双方の上位に出現していました。また、京都検索では奈良市の観光協会サイトも上位にあります。
少し脱線しますが、観光行政サイトは多くの都道府県でいわゆる縦割の難しさを抱えています。等道府県の観光課、一社などが多いビジターズビューロー、各市町村の観光協会、更にDMOサイトもあり情報も重複しています。
ユーザーからすれば実に面倒でストレスを抱える原因にもなるでしょう。同じエリア内で統一した観光情報サイトにすればサイト主宰もユーザーも更にそれぞれの制作費用もメリットがあるように感じます。
話しを元にもどしましょう。
サンフランシスコ検索だけに出現した「VACATION LIFE」はマリオットグループの会員組織のページです。奈良には2020年の7月に(ちょうどコロナと重なってしまった)JWマリオット・ホテル奈良が開業しています。
今回の検索でも個人ブロガーが上位に出現。京都検索ではトップ10に2つだけですが、11位以下は数々の個人ブロガーのブログサイトが見受けられあいかわらずその強さがうかがわれました。
「Nara famous food」
(スマホは横スクロールできます)
今回も訪日客が最も関心が高い日本のFoodについて検索してみましょう。
あなたは奈良の食べ物と言われると何を想像しますか? なるほど柿の葉寿司ですか。私は奈良漬けが大好きです!他にも奈良には美味しいものがありそうです。
この検索結果は出現するサイトにアメリカ、日本で大きな違いはありませんでした。
双方だけの上位に出たのがアメリカ検索では「SAMURAI JUNJIROチャンネル」という日本の方の訪日客向けのYouTubeチャンネルが8位にヒットしていました。
チャンネル登録者数は10万人!ととても多く、270本以上の動画がアップされています。
私もかつて映像プロダクションの仕事もしていて動画制作は詳しいのですが、撮影や編集が素人手ではなくプロかそれに準じる方によるものであることがうかがえます。
動画制作は技術的に非常にハードルが下がって一般的になったのですが、TV制作や企業ビデオすら手がけたことがないアマチュアが観光プロモーションビデオの仕事を請けるのは基本がないのでなかなか良いものができないものです。(わかる人が見るとすぐにわかります)
Q&AサイトではあいかわらずRedditが双方に出現していて強さを感じます。更に、同じQ&AサイトのQuoraもアメリカ検索では出現していました。
日本検索ではJNTO、農林水産省と政府系サイトも食では上位につけています。
この検索クエリに対して、アメリカ、日本双方に共通して上位にあるのは個人ブログよりも有名なサイトが多かったですが、地元の観光行政の健闘がうかがえました。
奈良市観光協会は双方で1位、ビジターズビューローは同じく双方で2位と1,2フィニッシュは凄いですね。これは検索のタイミングや時期では1位と2位は入れ替わることがあると予想されます。
さて、いかがだったでしょうか。奈良の関係者の皆さんは、検索結果上位のページと自社のビジネスとの関わりについて是非チェックしてみて下さい。
奈良は「日帰り観光」とよく言われますが、ホテルも増え、更にモノコトやナイトライフが充実してくるでしょう。
文化財も数多くあり奈良の周辺のローカルエリアも味わい深い場所があります。是非、泊まって翌日もじっくり観光
して欲しいですね。

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