Last Updated on 2025-04-07
前回の記事ではGoogleサジェストでユーザーニーズを知り、その後の対策としてWebコンテンツ化すること(ブログ掲載)とリアル店舗での商品・サービスづくりに生かすことをお話ししました。
=前回記事=
Googleサジェストで発見したキーワード 具体的な対策はどうすれば?
今回は実際にシミュレーション検索をし、Googleサジェストで出現するキーワードを見ながらどのようなユーザーニーズが想像できるのか?を見ていきたいと思います。
SNS花盛りの今、古くからあるブログは何か時代遅れのように感じておられる方がいると思います。
しかし、コンテンツマーケティングの世界ではまだまだ有力な集客コンテンツと言われ、私のクライアントにおいても想像以上の結果を出しておられる事業者もおられます。
アルゴリズムの変化やレッドオーシャン化、更にフォロワーもそれほど多くないとなれば結果を出すことも難しくなったSNS。その早い変化に気付かず集客につながっていない事業者も少なくありません。
それに対してブログは、SNSとは違い記事内容がGoogleによってストック(インデックス)され、正にサイトの資産として残ります。
キーワードによってはSEO効果により何年もアクセスを集め続けることが私のクライアント各社でいくつも事例があります。
そうしたページのアクセスを年間で足すと数千から1万アクセスを超えるページも存在し、本業に好影響を与えています。
またSNSと違い、リライトを施して最新情報として長く活用できることも大きな特徴です。それはまるでスキルを向上させて長く元気に365日、昼夜問わず働いてくれる社員の一員と言ってもよいでしょう。
Googleサジェストのリサーチで得たキーワードを生かす場所として顧客ニーズはこうしたブログや特設ページに残し、しばらく育ててみることでWeb集客ができる可能性があると言えます。
SNSで既に何万、何十万フォロワーを持つ企業は都度SNSに反映させればよいと思いますが、そうではないことが多い旅行・レジャーの中小事業者の皆さんは先ず、サイト資産づくりから注力される方が得策だと感じます。
さて、Googleサジェストで得るキーワードは様々な種類のワードがあり、自社のビジネスに関連するものばかりとは限りません。
しかし、自社の商品・サービスに直接関連せずとも旅行・レジャーの括りとしての産業ジャンルはとても広く雑記的なブログ記事を書きやすい業種だと思います。
例えば、ホテルやタクシー事業者ばかりではなく、小さな店舗であっても街の様々な魅力やイベントを紹介することに何ら違和感がありません。
これはサイト運営的には幅広い検索クエリに関連する可能性があるということであり、どんどんコンテンツを上積みしていく価値があるということです。
例えば、飲食店のWebサイトを見ていてもその大半は料理や部屋、サービスのことしか書いていませんが、Webマーケティング的には様々な街のコンテンツを加えることで潜在顧客との出会いが増えるでしょう。
集客できる要素がこんなにもあるのにWebサイトは決められたメニューだけ掲載して、営業のお知らせだけアップするのでは本当にもったいないですね。
では、新幹線の開業もありこの頃よく例に出す福井でGoogleサジェストのシミュレーションをしてみましょう。(ブラウザはシークレットブラウザを使い、位置情報を大阪駅にしました 34.702571092735205, 135.4959490084172)
今回、仮に新幹線の終点駅となる「敦賀」に観光店舗があるとしましょう。
福井県への旅行客を想定すると先ず「(都道府県名) 観光」が考えられチェックしてみる必要があるでしょう。
しかし、そうした広く、検索数も多いキーワード(ビッグワード)は観光行政や大手の情報まとめサイトが検索結果の上位に並び順位に食い込むのは簡単ではありません。
今回はエリアを絞り、「敦賀」という地域名を入れ込んでみたいと思います。それでも満足度高い記事を書くことができGoogleが評価すれば福井県の広域な検索でも露出ができる可能性もあると考えます。


いかがでしょう。たった4つのシミュレーションをするだけでも、想像していなかった敦賀に対する関連キーワードがあると思います。
ホテルなど宿泊施設やレストラン、お土産、それらを結ぶタクシーやレンタカー、体験施設など、敦賀に掛け合わせるキーワードを変えるだけで様々に自社のビジネスに関連するニーズがあるでしょう。
例えば「観光マップ」は実は各所で強いキーワードで需要の多さがうかがえます。スマホの地図では広域俯瞰が難しく、旅行者はマップが欲しいのです。
私は京都でのレンタサイクルの仕事でそのニーズの高さを学びました。みんな紙の地図を買うのです。周遊のために地域を俯瞰したいのですね。できれば旅マエにプリントアウトできればというところでしょう。
体験では「昆布」や「かまぼこ」と言った海の街を楽しみたいニーズ。また、そば打ちも有名なのでしょうかコンスタントに検索がありそうです。
子連れのお客様は子供が参加できることを優先して探すことも解ります。自社のサービスに子供用があるならば、しっかりWeb上で訴求することが考えられます。
過去の記事でもお話しした通り、そもそもブログを書く目的は単なる読み物を書いているのではなく、潜在顧客がキーワード検索を通じて意図せずアクセスをしてくれるのを狙った「マーケティング作業」だということです。
もう一つは、アクセスしてくれたそのユーザーの検索意図を満たすことで良い印象を持ってもらい、自社のビジネスの商品・サービスを知ってもらうことです。
例えば、観光スポットやグルメ、モデルコースなどの需要がサジェストで見つかったとして、それを紹介する記事を書くにしても常に自社とのつながりも考えていたいものです。
紹介するスポットが位置的に自社の近くにあるとか、モデルコースを組み立てる際にも、その道中で自社に立ち寄れそうな行程を考えるなど。
あまり無理矢理な誘導は逆効果ですから、あくまでもさり気なく。この作業はそこが一番の考えどころ(構成の技術)だと思います。
また、ページのフッターなどには、さりげなく自社の商品・サービスページへのリンクバナーやおすすめの文章をあまり押しつけない感じで添えておくことも大切です。
このようにGoogleサジェストは、解っていそうで解っていなかったユーザーのニーズを発見することができます。
最初はあまりSEOのことなどでガチガチにしばられず、「Googleサジェストで記事ネタ探しをする」(作業を楽にする)ぐらいの気持ちでOKです。継続すればきっとどの記事かにアクセスが集まることも起きてくるでしょう。その時にその仕組みが実感できるはずです。
コンテンツマーケティングはすぐに効果が出るものではないですが良い印象を残すだけでも先々で思い出してくれるお客様も必ずいます。継続的に書く事を楽しむことが一番のコツでしょう。
また、こうしたリサーチの習慣を持つことで、顧客ニーズについて常に考える意識が社員に生まれます。
更に、地元の人気のジャンルやお店などに気付くことも多くなり一石二鳥ですね。
次回は、更にGoogleサジェストでの考察を生かす方法について考えたいと思います。

