Last Updated on 2023-09-25
英語でもなく、日本と同じ漢字まじりで何となく読める中国語でもない、何やら記号のようなハングル。栗坂氏は現地でそれを読み、話されていてビックリしました。書店にもテキストなどほとんどない時代。数少ない大学が教えていて、そこのテキストを入手されたりしたそうです。
とにかく、ここではハングルが読めなければトイレがどこかも聞けません。夜に食堂に入ってもビールも注文できません。今後もこの国で仕事をするには読める読めないでは大違い、ということで、帰国後早速NHKのハングル講座のテキストを買い勉強を始めました。
まあ、中々、話すまでにはいきませんが、まずは読むことは思ったより早くできました。実に合理的な文字で、言わばアルファベットのローマ字みたいなものなので、母音と子音の組合せ。そして、何と、英語と違って文法の並びが日本語と同じなのです。チョ(私)ヌン(は)森田 イムニダ(です)。
皆さんも騙されたと思って調べてみて下さい。読み方なら恐らく数日で覚えてしまえて、意味は解らなくとも読めるようになれます。そして、ハングルが面白く馴染みやすいところは、日本語と似ている言葉が結構あることです。
ご存じの「カムサムニダ(感謝します)」のカムサは感謝です。市民はシミン、炭酸はタンサン、道路もドウロ、看板にウドンと書いてあり入ると、まさにウドンが食べられます。ちなみに、このページの屋台の写真の黄色の看板の赤く大きな文字は「おでん」って書いてありますから、歩きながら「あー、おでん屋さんがあるなあ」と解ります。
こうして、読めると街が一気に面白くなりました。食堂でも、それがどんな料理かよく解らなくても、知ったかぶりで注文もできました。(来てから、あー、こういう料理かと覚えてメモします)
そして、当たり前ですが、仕事に使えます。(そもそもこれが目的だろうって感じですが)
発見したのは、新聞広告には日本よりも旅行社の広告がとても多いということでした。日本行きのツアーを全部チェックして切り取る作業が到着第一日目のホテルの作業になりました。そして、旅行社のチラシやパンフレットが全部読めるわけです。
新聞の切り抜きを持ってその旅行社に行き「あのー、このツアーは大阪に2泊しますけど、1泊を京都にしてもらえませんかねえー」と笑いながらセールスしていると「こいつは何だ、ハングルが読めるのか、面白い奴だなあ」と言わんばかりに話しを聞いてくれました。そして、少しずつ食事をする仲になり、何だか楽しんでいるうちに、自然とビジネスが増えていきました。
つづく

