旅行・レジャー集客とWeb集客が出来る社内の人材づくり

「読めない、覚えられない、人に伝えられない、検索できない」もう行けない店

読めない店名は覚えない 人に伝えない

Last Updated on 2024-12-28

先日、素晴らしいスペイン料理のお店に出会いました。
清潔、お洒落、美味、グッドサービス。
でも20席あろう店内は、結局、ディナータイムを過ぎても我々含め2組みだけでした。

そのせいとは言いませんが、気になることがありました。
店名が“とっつきにくい”のです。
アルファベットですから読めますが、恐らく英語ではなく、言葉に馴染みもなく、また、意味も全く解りません。
つまり、覚えられず、これを書いている今も思い出せません。

多忙な毎日、情報が溢れ、娯楽は無限。事業者は些細なことも考えを及ばすべきでしょう。
Googleが提唱したマイクロモーメント。何もかもの消費のもとは検索から始まります。

Webで店を見つけるだけではなく、思い出す時、友達と何かを決める時、人におすすめする時・・・  人はとにかく検索する時代です。

思い出せないものは検索できません。
でも「あんないい店だから思い出したい!」「えーと、地域とスペイン料理・・・」
まあ、スペイン料理なら絶対数が多くなく見つかる可能性がありますが、例えば都市部でラーメン屋さんだったらお手上げかもしれません。

と言うよりも、そもそも、そんなに大切な店なら覚えているのです。
それが覚えていないというのは、つまり、「別に代替えのレストランはいくらでもあるし」あなたは、心のなかできっとそう思っているのです。

「トリュフ、キャビア、フォアグラの世界の珍味3種盛りが1000円!」ならスマホにメモりますが。

覚えていても、意味も解らない言葉だと、損なことが起きてきます。
友達同士や会社の集まりで話せないのです。
その店名を口で言っても必ず「へ?何ていう店?」って。

知らない言葉は必ず聞き返されます。意味が解らないから当たり前ですね。
つまり、「また聞き返される」が予想されるのでもう面倒の極みになってしまいます。

と言うか、もはや話すというよりLINEで送りますよね。
「○○○と書いて○○○って読む店なんだけど・・・」って、打つのも面倒くさい・・・

オーナー経営者の方のお気持ちはよく解ります。ご自身の想い、夢、人生・・・商売はこだわりです。
「名前ぐらい自分のこだわりで付けさせろよ、私がオーナーなんだから」
それはごもっともです。

しかし、「もう道楽、趣味でやってる店で、お客が来なくても別にいいんだよ」という、果てしなく羨ましい趣味経営でなく、集客しないとマズいのであれば、妥協も必要でしょう。
せめてカタカナでWeb上は統一するとかの手だてが早急に必要かもしれません。

自社サイト、Googleビジネスプロフィール(この2つが基本のキです)そして、SNS。そうすることで、生身のお客様も、Google(SEO)も話題にしてくれる、暮らしキュレーションサイトのライターさんも、きっと身近に感じてくれるはずです。

よく見かける例を最後に。

■英語名や他言語名 
特に英語圏以外の国の料理(フレンチとかカッコイイと思うのですが、やっぱり読めないものは一緒に行く人にも伝えにくいものです)

■難しい漢字

昔の言葉や宗教に関する言葉や、旧字体やその地方だけに解る読み方、読めるが2通りの読み方があるなど読み方に迷うもの。
これ、アルファベットより更に解らないケースがあります。

ちなみに過去、私のクライアントの飲食店も読めない文字を平仮名にしてリブランドしました。

■漢字一文字
これは、「一文字だからこそどう読むのだろう?」というのはありませんか?ほんとルビを振ってほしいです。(多分、振っても覚えられないでしょうけど)

これら漢字に関してはネーミングではなく「こりに凝ったロゴ」も問題です。

本当に読めないロゴがあります。

達筆過ぎるとか、まるで簡体字のような省略形みたいな漢字とか・・・
看板やWebサイトのバナー、更に驚くのは自社サイトのトップページにもそのロゴが使われるものの、平仮名がないのでURLの綴りでようやく解るとか・・・(疲弊しそう)もうUIどころではなくなります。

■イニシャルのようなアルファベット3文字とか4文字とか。
意味があるのは大人なので解っているのです。
その長い社名のイニシャルとかでしょう。
でも、たった3文字でもその意味が解らない並べ方は絶対に覚えられないのです。
NHKやNTTやTBSとはやっぱりステージが違うわけです。

これ、最近、ホテル名などもあるのですが、(正に会社名を3文字のイニシャル)
毎回、その会社名を思い出してから、イニシャルを頭で考える・・・
もう、面倒くさくて、「あー、ホテルならいっぱいあるし」と検索もしなくなります。
もちろん、ABCホテルとか、XYZホテル、AAAホテルとかなら覚えられます。
面倒なのでOTAでも探さなくなりますから稼働に影響します。

口コミマーケティングを徹底的にしなければならない時代、
口コミにもならない(リアルでもWebでも)可能性があるこれらの問題は、まだまだ気付かぬままのことが多そうです。

結局、バイネームの検索(指名検索)も減るわけですから、Googleが人気店として認識してくれなくなるかもしれません。

今の時代、凝った方がいいのは店名より商品そのものでしょう。

ユキワリイチゲの花
ユキワリイチゲの花  MTBS 観光ビジュアルメイキングセミナー   
SNSでフォローする