Last Updated on 2025-03-06
日頃の業務において実施している、旅行・レジャー事業者様向けの「今さら聞けないWeb活用基本レッスン」は観光マーケター視点による内容で好評をいただいており、その中の一部をこのサイトでお伝えしています。
前回はWebサイトへのアクセス元の種類を確認し「検索エンジン」から直接来るアクセスと「外部サイトのリンク」を辿って間接的なアクセス(ここでは間接アクセスと呼びます)を意識することが大切とお伝えしました。
前回記事 Webアクセスはどこから来るのか?
それらの2つのアクセスを少し具体的に見てみようと思います。GA4などのアクセス解析ツールを使う前に、こうしたアクセスの流れをイメージしておくことは後にとても役立つことです。
Web活用に少し慣れてこられた方も当たり前のことも、一度おさらいとして確認していきましょう。
直接アクセスについて実際にGoogleで検索して検索結果を見てみましょう。お題は、京都や滋賀から近い三重県に遊びに行くと想定して検索してみます。
検索シミュレーションを行う際には、できるだけ利用履歴が影響しないように、いつものようにシークレットウインドウを使います。また、私は更にパソコンの位置情報を東京にして(エミュレーション)検索してみました。
検索 「三重県 ハイキング 秋」
ようやく暑い夏が過ぎ秋の行楽シーズン。軽めのハイキングをして宿に泊まって・・・そんな検索です。
「三重県 ハイキング 秋」なんて都道府県に誰もが知っているハイキングというキーワード。Googleの検索結果上位として予測できるのは行政観光サイトや大手メディア会社などが運営する観光情報サイト(まとめサイトやキュレーション)などでしょう。
果たして検索結果の1位は?やはり三重県の行政観光サイト「観光三重」(観光行政サイトでも大阪と並び国内有数のアクセスが多いサイトです)でした。しかし、何と2位、3位に民間のホテル「湯の山温泉 ホテル湯の本」さんのページが出現しているではありませんか!こんなに単純で大きなキーワードだけなのに凄いことだと思います。

ちなみに、検索結果のその後の順位には御在所ロープウエイや山登りのヤマップなど山やハイキングの関連サイトが上がっていました。
この「ホテル湯の本」さんのヒットしたページは「お役立ちコラム」のコーナーで三重県の初心者向けハイキングコースを紹介する記事でした。これがまた詳しくとても解りやすい内容で動画(YouTubeリンク)もあってなるほどGoogleが高く評価するだろうページでした。(どうやら社員の方にとても詳しい方がいらっしゃるようです)
これがSEO(検索エンジンの最適化)作業として目指すべきところ。もちろん簡単ではないですが、私の支援先ホテルでもスタッフブログを頑張っていればそのいくつもが大きなアクセスを生んでいます。
さて、ちょっと驚いたので話しはSEO(検索エンジン最適化)の話しに逸れてしまいました・・・(笑)
このようにユーザーの検索結果のできるだけ上位に出現しクリックされるアクセスが「直接アクセス」となります。(※「直接アクセス」とは私が勝手に行っている用語です)この例ではユーザーは三重県でのハイキングについて調べていたところ「予期せず」知らなかった(未知の)ホテルの公式サイトに出会ったのです。
つまり「Web検索での未知の発見」です。
では、Web検索で何かを探すのではなく既にホテル名を知っているユーザーがホテルについて内容などを確認するには何と検索するでしょう。もちろんホテル名で検索しますね、それが「指名検索」とか「バイネーム検索」などと呼ばれる直接検索です。
ユーザーとホテルとの出会い(ホテルについて見聞きする)は検索する前に何らかの情報でホテル名を知りました。
つまりそれが知っているのは名前だけだったとしても「Web検索での既知の確認」となるわけです。
指名検索をするユーザーは何を見るのでしょうか?アナログ広告なども今後検討するかもしれない場合はWebとの連動を考えておくべきでしょう。どんな情報告知があるか整理しておくのもよいでしょう。
<指名検索の情報源となるもの>(例)
●人から聞いた(口コミ)
●屋外や交通看板広告を見た
●新聞、チラシ等の広告を見た
●テレビやラジオで取材されてそれを見た
●社用車に書かかれている社名を見た
●WebサイトやSNSで紹介されていたがURLリンクされていなかった
以上ようなものがあると思います。屋外の広告を出されるようなことは多くはないと思いますが、どのようなアナログ広告も先ずはWebサイトにアクセスをする時代と言えるでしょう。
Webではなく、こうしたアナログな交通看板を数多く出して業績を上げておられる会社もまだまだあります。しかし、それらもインパクトあるデザインにして電話番号すら書かないところが効果を上げておられます。その社名で誰もがWeb検索することを想定してアナログ広告を出しておられるわけです。
アナログと言えばもう一つWeb検索の発生源があります。道を歩いていてその会社や店舗を目の前に見て「ここは何だろう?」とGoogleマップで検索することです。建物に社名や看板がないことも少ないかもしれませんが実際には立派な建物が結構あったりします。
また、これは最近特に重要になってきました。そうインバウンドです。彼らは日本語看板は読めず、そこに英語がない限り「ここは何だろう?」とGoogleマップで探すでしょう。Googleビジネスプロフィールの話しはまた追々に詳しくやりましょう。
Googleマップからのアクセスは、厳密にはGoogleビジネスプロフィールのナレッジパネルの「リンク」からのアクセスとなり直接アクセスではないのですが見逃せないアナログからの発見方法です。
そして、Webであっても外部サイトや外部のSNSで名前だけ紹介されているケースでも指名検索は起こります。
とにかく、情報が溢れる時代。Web上にもアナログでも多くの自社の評判が露出されることは大切であり、それらの行く先として自社のWebサイトが重要なことが解ります。
次回は「間接アクセス」について見てみましょう。

