Last Updated on 2024-12-28
今日は年に一度の伊勢参り。個人的な集まりで京都から恒例のバス旅行です。
毎回の特別参拝と御神楽でのご祈祷を受けさせていただきます。
伊勢神宮はやはり何度来ても特別なものを感じます。
伊勢参りは江戸の昔から日本国民の誰もが果たしたい夢ですから、それは、当たり前かもしれ
ません。
当時、江戸からは1ヶ月~2ヶ月もかけ、各所を観光しながら伊勢参りをしたそうです。
費用も時間も、当時はもちろん体力も必要ですから、代表者が参詣する「伊勢講」や、「おか
げ犬」という犬に託すこともあったそうで、その熱意は驚きです。
さて、伊勢は仕事でもご縁があり、地元の観光協会様で過去、2度ほどセミナーをさせていた
だきました。1つは自転車観光、1つはインバウンド市場に関するものです。
伊勢の観光的なマーケティングについては時代の移り変わりで、いろいろ感じるところもあり
ますがここでは割愛し、私がこのまちで感じることを1つ取り上げたいと思います。
それは「人」です。
観光協会の皆さんはもちろん、おかげ横丁のお店の方々など地元の方と接していていつも思う
のが、皆さんの地元伊勢に対する「誇り」を持ち「一体感」があることです。
やはり、その根底にあるのが伊勢神宮であるのでしょう。
伊勢を愛するが故に、伊勢に来る参拝者、観光客を「もてなす気持ち」がお世辞抜きで伝わっ
てくるのです。
もちろん、現代では性格や考え方も様々で、いろんな人がいらっしゃると思いますが、例えば、
おかげ横丁で食事をしたり、買物をしたりを何度しても、嫌な思いが一度もありません。
人をもてなす、案内するという点では、何と室町時代から観光案内所のようなものがこの伊勢
には存在していたという話しがありました。
まさに「日本最古の観光協会」が存在していたと言っても過言ではないと思います。
また、地元を愛し、自信を持って旅客におすすめするということは、地域の観光振興では大変
重要な要素であります。
例えば、ツアーのためのガイド育成などの現場でいつも私がお話しするのは、「地元や案内す
るコンテンツを心底好きで、愛するガイドが旅客から愛される」ということです。
ガイドは案内するコンテンツの知識や、ツアーの進行管理が大切な仕事ですが、そうした技術
とともに必要なのは、ガイド自身がそれに関心を持ち、楽しみ、研鑽しなければ、参加者をグ
イグイと(ツアーという商品に)引っ張っていけないということです。
これまでの仕事で様々なガイドさんとも仕事をしてきましたが、ゲストから愛され、人気や評
価が常に高く、高評価の口コミが集まるガイドさんの共通点は全てそれでした。
日本人も訪日客も地元のガイドさんが感動することを体感し、共感したいわけです。
特に外国人は、未知なる日本人(中国や韓国と全く違う日本人は不思議に思っています)
が自信を持って価値を感じていることが知りたいわけですね。
物騒で世知辛いことも多い今の世の中は、昭和の頃よりも心が荒むことが多いかもしれません
そんな時代だからこそ、「日本人の心の故郷」を体感しにくる場所、それが伊勢ではないか?
そんな気がしますし、そうあってほしいと思います。
伊勢は、地元の皆さんのそうした強い意識、連帯感がある限り、参拝客、観光客は必ず「引っ
張られてついていく」そのように私は感じます。

